メールマガジン - vol.9 《予算編成とマニフェスト》2009年12月19日
臨時国会が終わり、政府は来年度予算の編成に追われています。昨日は小沢幹事長から鳩山総理に党としての重点項目を要望したそうです。
厳しい経済状況で税収が大幅に落ち込んでいることが予算編成をより困難にしています。
さて、民主党政権になって初めての予算編成ですから、期待と不安とが入り混じりながらも大変注目を集めているのは言うまでもありません。
連日、子ども手当はどうなる、高速道路無料化はこうなると新聞紙上を賑わしています。
さて、この間の報道を見ていて思うところを少し述べたいと思います。
政権発足直後に前原国土交通大臣が、いきなり八ッ場ダムの計画中止を発表しました。これに対して、反発が広がったことはご承知の通りです。この時、一部のマスコミはマニフェストに掲げたからといって、地元の意向を無視して押し通すのはどうかという趣旨で報じていたと記憶しています。
最近の報道では、例えば、子ども手当に所得制限を設ける、ガソリン税の暫定税率は維持するなどマニフェストと異なることが明らかになった途端に、マニフェスト違反だと批判を強める。
マニフェストを貫こうとすると強引だと言われ、財政状況を考えたり、国民の意見を取り入れたりしてマニフェストに変更を加えるとマニフェスト破りだと言われてしまう。あまりにも一貫性がなく、批判のための批判、政権党の上げ足をとるための報道でしかないと感じています。政権を担うと批判されるものだというのは分かっていながらも、この間のマスコミの姿勢を見ていると、少し、疑問を感じます。
では、国民の皆さんの意見はどうなのか、マスコミで報じている通りに感じているのかということですが、私が区内を回って、耳にする意見やメールをいただく内容を考えると国民はもう少し冷静に眺めていると感じます。
「マニフェストに掲げたこと全てが実現されるとは思っていない。その一部でも実現すれば良い。」
「民主党のマニフェスト全てに賛成して投票したわけではないから、マニフェスト通りにやらないとダメだとは思わない。」
「党の主張にこだわるのではなく、国民の声を聞いて主張を変える事も必要だろう。」などなど。
金科玉条の如くマニフェストに凝り固まるのではなく、国民にとってより良い政治を行なって欲しいというのが、民主党政権に国民が期待するところなのでしょう。
私はマニフェストに掲げた政策は可能な限り実現する必要はあるとは思いますが、内容について、一部修正をしたり、範囲を縮小したり、実施時期を先送りにしたりすることが、マニフェスト違反になるとは思いません。私たち政権与党の役割はマニフェストを実現することではなく、国民の暮らしを守り、より良くしていくことですから、そのための変更なら躊躇することはないと考えます。
重要なことは変更する際の議論の過程を明らかにすると同時に、国民にその理由を明確に説明していくということだと感じます。
最終結論は、あと10日ほど先になりますが、国民の皆さんの期待に応えられる予算が組めると確信しています。