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今日から臨時国会が始まります。会期は6日までと短いですが、菅政権になって初めての、そして、参院選での敗北後の予算委員会が予定されています。野党から厳しい追及が行なわれると予想され、菅総理がどう凌いでいくかが焦点となるでしょう。
臨時国会の開催を前に、昨日は、参院選の総括のための民主党の両院議員総会が行われました。内容については既に報道されているので、ご承知の通り、執行部の責任を求める厳しい声が多くの議員から寄せられました。
ご承知の通り、昨日投開票が行われた参院選で民主党は50議席を大幅に割り込み、与党として過半数を獲得することが出来ませんでした。
1月18日から始まった通常国会が150日間の会期を終え、本日閉会
しました。
召集日には誰も現在のような政治状況になるとは想像していなかっ
たように、激動の5ヶ月間でした。
鳩山総理の突然の辞任、そして、菅総理就任と再スタートを切った
ばかりですが、最終日の今日、自民党から内閣不信任案が提出され
ました。参院選挙を意識してパフォーマンスしたいのでしょうが、内閣
が発足して10日も経たずに不信任案を提出するというのは、いささか
疑問に感じます。
また、総理大臣が交代したら、衆議院を解散して国民に信を問うべ
きだと民主党が主張してきたのだから、解散するべきだと野党は主
張しますが、本音は解散されたら困るのでは?
解散しないと思っているから言っているだけのパフォーマンスなのは
見え見えで呆れてしまいます。
民主党が、小泉、安倍、福田、麻生と1年ごとに総理が交代したこと
を批判してきたことは事実です。今回、鳩山総理が1年もたずに辞任
してしまったことは本当に遺憾です。
政権交代し、これまでの既得権益構造を覆すことは、各方面から様
々な抵抗があり、非常に難しいことだと改めて認識しました。しかし、
進み始めた本当の改革を逆戻りさせてはならないことは言うまでもな
いことです。参院選挙で民主党が勝利することが非常に重要なので
す。
参院選挙で民主党が一定の評価を得ることが出来れば、菅内閣は
国民から信を得た内閣と胸を張っていいと感じます。
5年前の衆院選で圧勝した小泉総理が辞任し、引き継いだ安倍内閣
は参議院選挙で敗退し、政権を投げ出しました。直近の国政選挙で
国民から信任を得ることが出来なかった訳ですから、引き継いだ福
田総理は、本来なら、ここで解散すべきだったのです。
ですから、菅総理も参院選の結果を見て、その後の判断をすれば、
良いのだと感じます。
さて、総理大臣が交代し、社民党が連立を離脱したことで忘れられ
てしまっていますが、野党の状況も大きく変わりました。
野党第一党の自民党は昨年の衆院選後から今日までの間、離党
者が相次ぎ、選挙の為としか考えられないような新党が乱立しました
。14名の離党者と代理投票が発覚して議員辞職した若林参議院議
員を含めて15名の議員が自民党を去りました。
こんな状態ですから、口では解散総選挙などと言っていますが、本
音は解散されたら困るのでしょう。
まさに、参院選挙の結果如何では、自民党という政党が消えてなく
なるかもしれません。
様々な法案が成立しましたが、今国会の一番の成果だと言えるの
は、シベリア特措法です。
終戦後、シベリアに捕虜として抑留され強制労働を強いられた方々
に対して特別給付金を支給するという内容のものですが、まさに、政
権交代しなければ実現しなかった法律です。
自民党政権下では、抑留者の方々に旅行券を配るという人間として
の尊厳を無視したような対応しかしてきませんでした。
抑留者の皆さんは、労働の対価としての賃金の補償を求めて来た
のであり、今回、額としては十分とは言えないかもしれませんが、皆
さんに納得していただける結果を導き出すことが出来ました。
このように政権交代の成果も報じて貰いたいものです。
どうも国会の会期がほぼ決まったようです。
延長しても1日だけ。
参院選挙の日程は動かさず…ということのようです。
つまりは、郵政法案などのまだ審議中の法案は臨時国会に回すこ
とになったということです。
私の所属する厚生労働委員会では、重要法案の労働者派遣法案
が今国会成立は断念に。
これ以外にも、新型インフルエンザに対応するための予防接種法改
正案や年金の滞納保険料の支払い時効を2年から10年に延ばすとい
う国民年金法改正案も今国会は断念ということになるようです。
労働者派遣法は象徴的な法案ではありますが、施行期日は3年先
から5年先ですから急がなくても国民生活には大きな影響はないと言
えます。
しかし、予防接種法案は去年の例で言えば、夏にも新型インフルエン
ザが流行するかもしれないのですから、すぐにでも成立させたい法案
でした。
また、国民年金法案も成立が延びれば延びるだけ、時効になる期間
が短くなってしまうので、1ヶ月、2ヶ月の保険料の未納により無年金を
解消できない方が増えてしまうことになります。一人でも多くの方を救
済したいと考えるとここで成立させたかった…
私が年金法案小委員会の座長を務めているので特にそう思います。
この他にも、準備していた議員立法も臨時国会廻しに…
残念ですね。
私が一番心配しているのは、参議院先議で衆院に送られてきている
、いわゆる[シベリア特措法案]の行方です。
この法案は戦後シベリアに抑留され、帰国してきた方々へ捕虜として
強制労働させられた対価として補償金を支払うという内容のもので、
超党派の議員立法で参院で委員長提案として全会一致で可決しまし
た。
各党が合意出来ているものなのですから、委員会を開催すれば直ぐ
に通るのに、与野党対立の煽りを受けて進まないことに国会の不思
議を感じます。
国会会期末を目前にして感じるのは、国会の会期制を止めて、通年
国会にすれば、会期切れで法案が廃案になるということもなくなり、本
会議や委員会の日程を決めることに大きな意味が無くなるはず。
与野党の消耗戦もなくなり、どちらにも良いと思うのですが…
色々やることがある中で、国会改革が最優先かもしれません。